愚かの頂で、骨になるまで

本と、マンガと、ボードゲームが心の主食

遊戯祭典の顛末

昨日、4月25日(日)は日本のボードゲームの祭典とも言うべき、ゲームマーケット2013春が開催されました。

友人がやっている大気圏内ゲームズも出店していたので、手伝いと自分の買い物のために行ってきました。

 

■戦利品報告

戦利品は以下。括弧内は販売元(敬称略)。

 

・Secret Garden (カナイ製作所)

・Love Letter (カナイ製作所)

・大商人 (カナイ製作所)

・赤の女王 (遊星からのフリーキック

・DESIRE (BIG FUN)

・Dragon's Stone (Power9 Games)

・Lost Legacy (ワンドロー)

・ロボトリノ (十式ゲームワークス)

・箱庭の人狼 (楽々亭)

人狼外伝 霊界乃鬼編 (ゆるぼ出張所)

・ラブレター・マニュアル (カナイ製作所)

・テーブルゲームデザインの本2号 (遊星からのフリーキック

ボードゲームワールド (スモール出版)

 

あとは手伝った大気圏内ゲームズの「ホシリンピック」と「キャットファーザー」も手に入る…はず…。

 

見事に同人ものばっかりですね。

とりあえずカナイさんの「Secret Garden」が入手できたので、8時から並んでいたかいがあったと思っています。

 

今回手に入れたものの中で最も楽しみなのは「Lost Legacy」でしょうか。

1, 2度ざっくりと遊んでみましたがもっとやり込んで読み合いをしたいですね。

途中までは完全に「Love Letter」システムなのですが、最後の探索フェーズをどんな戦略でたたけば良いのか、まだ探れていません。

 

あとは「Dragon's Stone」。

ゲームマーケット打ち上げで制作者の方とお話しする機会があったのですが、MtG好きにはたまらないゲームになっているはず。

ちゃんとスリーブに入れて遊びたい。

 

あとは「人狼外伝」あたりも、いつものメンバーで遊んでいる人狼にひと味違うスパイスが効いてくるんじゃないかと思っています。

ぜひともやりたい。

 

あとはDESIREですかね。このゲームにはゲームシステム以外のところで非常に注目してます。1つめは絵がエロいこと(というか、日本のボードゲームにはあまり無い絵柄であること)。2つめは台湾発日本加工作品であること。このなかなか無い位置づけのゲームとして、これの後続がどうなるかを注視しています。

 

あとは自分が買ったものではないのですが、「最初はストーン」を昨日早速遊びました。

これはかなり面白い。ワーカープレイスメント的な要素を出しながら、最終的な結果はじゃんけんに依って決まる、という思い切りの良さ。ワーカーを多く配置できたからと行って、じゃんけんに負けてしまえば水の泡。

この思い切りの良さが同人ゲームの良さだと思う。

三人でじゃんけんして何度もあいこになり、ゲラゲラ笑っておりました。

うーむ、買えば良かった…。

秋に見かけたら購入しよう。

 

■大気圏内ゲームズお手伝い

今回も、前回に続き大気圏内ゲームズのお手伝いをしていました。

http://taikikennai.com/

 

基本的に私が当日お手伝いするのはインスト。

自称、大気圏内専属インストラクターです。

 

実は、ゲームマーケットという場でインスト担当してみると色々見えて面白い。

積極的に声をかけて来てインストお願いしてくる人、遠巻きに眺めていて声をかけると嬉しそうに着席する人、身を乗り出して熱心に聞く人、聞いてないようでいてしっかりと深いところまで理解する人、途中途中で質問を挟む人、後でまとめて疑問点を聞く人、質問はせずとりあえずやりたがる人、などなど本当に様々。

十人いたら十人ごとの理解速度・引っかかりポイントがあるはずで、それに応じたインストをしなくては行けない。

100の言葉を重ねるより一回オペレーションを見せた方が良いこともあるし、一言の例えが全体を理解させることもあるし。

自分が説明して、簡単なプレイをしてもらって、面白そうなお客さんの顔を見れることがとても嬉しいですね。

ボードゲーム通して人と関わるってやっぱり面白いなぁ、と思う訳です。

 

■苦言

2012秋までは浅草の「東京都立産業貿易センター」で行われていたものの、近年のボードゲーム注目度の高まりからか、今回からは東京ビックサイトで行われました。

初めての会場で不慣れであったのだろう、とはいえ、正直言って、ゲームマーケットの運営側の首尾は完璧とは言いがたく、ぜひとも次回は改善いただきたい点がいくつかありました。特に朝の誘導。

・カタログ(入場券に相当する)保持者と非保持者それぞれの待機列がどこにあるのか非常に不親切。「保持者は入り口付近」、「非保持者は奥」というぐらいの情報しか欠かれていない看板をもった人間がふらふら歩き回っている、という状況でどう判別しろ、というのか。せめて立て看板だろう。

・開場を10分早めるという判断。これって最もやっては行けないのではないだろうか。10時ジャストを目指して来ていた人は出遅れるのか?出店側の準備が間に合わず、来場者に迷惑がかかった場合誰が責任とるのか?なぜ開場10分前倒しが待機列には事前に知らされず、実施時点に急に知らされるのか?その告知の方法が待機列の前で肉声で声を張り上げるという方法なのか(まったく後列には聞こえないし、待機列前側に居た私でさえ「10分早める」という事実以降の注意事項は全く聞こえなかった)?拡声器ぐらいの用意はなかったのか?

 

期待を込めて思ったことをまとめておきます。

 

そんな感じでしょうか。

今回は他のサークルのゲーム制作者の方たちとも話す機会があり、やっぱり自分もなんかつくりてぇなぁ、と思っている次第です。

秋か…。