愚かの頂で、骨になるまで

本と、マンガと、ボードゲームが心の主食

西表島紀行

ご無沙汰しております。

 

珍しく(というか会社入って初めて)一週間の休みをもらい、西表島に旅にでかけておりました。

どんなところだったか、みたいな話を少ししようかな、とおもいます。

 

西表島は沖縄県の八重山諸島と呼ばれる島々のうちのひとつです。

隣の与那国島が日本再西端のため、日本で二番目に西にある島でしょう。

ちなみに大きさでは沖縄県で本当に次ぐ大きさを誇ります。

 

西表島、と聞いてまず「イリオモテヤマネコ」が浮かぶように、かなり独自の生態系が発達した島です。

特別天然記念物カンムリワシイリオモテヤマネコを筆頭にセマルハコガメ、キシノウエトカゲなど内地では見られない生物が多くいます。

 

また、生態系の独自さを語るにあたってマングローブを外す訳にはいきません。

マングローブは汽水域の湿地に存在する森林のことを指し、特定の植物名を指している訳ではありません。

基本的に熱帯・亜熱帯で成立し、西表島ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギやサキシマスオウなどの植物に依って成立しています。

 

 

その中をリバーカヤックで通り抜けるツアーが非常に気持ちよかったです。

と、その調子で語り始めると終わりきらないので、西表島に行ってみて気がついた点、気をつけた方がいい点を箇条書きでまとめてみようかと思います。

 

○基本的にぬれるつもりの格好で動く。

→海で遊ぶにしろ山で遊ぶにしろ、濡れること前提の方がよい。海は当然ながら山でもにわか雨は多いですし、川も多いので登山靴や雨具をガッツリ揃えるというよりは濡れ手かわくこと前提の装備の方がよいようです。

 

○車が無いと自分で回るのは難しい

→島にはメイン道路が一本あるのみ。集落や観光名所は島の各地にあり、車が無いと移動さえままならないことになります。いろんなところが提供しているツアーを利用するならその限りではありません。

 

○道路は一番の観察場所

→問題でもあるのですが、道路には様々な動物がやってきます。イリオモテヤマネコの交通事故報告は絶えませんし、島での通称「自殺鳥」のシロハラクイナはひょこひょこ道に出てきます。雨上がりにはサキシマハブやカニがわんさか道路に出て来ています。安全運転を心がけることと、何かがいれば観察してみるのもよいかと。

 

○台風を中心に生活は回る

→私が行った際、台風四号が到来しました。この時期に台風が来ることは珍しいのですが、夏から秋にかけては台風が直撃することも珍しくなく、それを前提とした対策も多くあります。例えばプレハブ小屋が四方を鎖で固定されていたり、植木鉢が倒れないように金属製の支えがすべてについていたり。

 

○島全体がパイナップル臭

→たまたま収穫期が近かったからなのか、どこに行ってもパイナップルの匂いがしました。西表島ってそれほどパイナップルのイメージ無かったのですが、道路歩いていると眼に入るのは、牛、サトウキビ、パイナップルの3つ程度でしたね。

 

○あっつい!

→気温が高いのは当然ながら、何より湿度が高いです。特に森の中は風が通らないので驚異的な体感温度になります。純粋な体温低下対策だけでなく、熱中症対策が必要になります。

 

そんな感じです。

もし機会があれば、是非一度訪ねてみてください。